【コラム】マーケティングにおける変化

マーケティングについてのコラム

今日は企業活動にとって必要なマーケティングについて議論したい。

マーケティングの変化の速度は早く、昨今の台風や地震のような自然災害、自然環境の変化さえマーケティングに影響を与えることも考えられる。

日本マーケティング協会の定義(1990年)によると「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」となっている。

日本マーケティング対象から見た変化の10年

 この10年でスマートフォンの台数はやく30倍になるなど情報を得る手段は変わり、H&MやFOEVER21等安くてファッショナブルなブランドは立ち消えて言った。(もちろん、ユニクロやZARAのように、現代も健闘しているブランドも存在する。)

電通の発表「日本の広告費」によるとこの10年(2008年→2017年)で広告費用は95.4%になっており、新聞は62.2%と約4割減少、雑誌は49.6%と約5割減少しているなど著しい現象が生じた。

一方でネット(媒体費)については、227.2%と顕著な成長を見せ、TVは102%と微増、ラジオについては83.3%と検討している。また、20年スパンで見ると時価総額に注目すると、1989年と2018年時価総額世界ランキングを比較すると、日本企業の衰退が著しく見て取られる。(トップ20に日本企業が一社もいない)

 日本マーケティング協会が優れたマーケティング活動を表彰する「日本マーケティング大賞」の10年の変遷を見ても、ユニクロのヒートテックやサントリーの角ハイボール、サントリーのクラフトボスのような、それぞれの企業の製品の特長を活かしながら、一味工夫を加えた製品のマーケティングが大賞をさらっている。

いずれの企業も、長年にわたって業界のリーディングカンパニーとして名を馳せている企業であるが、成功してもまた次の成功に向けて飽くなき執念で製品開発、マーケティングに取り組んでいたことが、結果として成功につながっていると言えよう。

おすすめの記事